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 Beostyleニュース
 
brate 追っかけリポート
 
トラブル続出、オーディション! あのメンバーが謎の活動休止宣言!?

 
 ――今、ロンガロンガ王国が熱い!
 なぜなら、このロンガロンガ王国の地においてトップベオドルグループ“brate” の新メンバーオーディションが行われている真っ最中だからである。
 熱狂的な“brate” ファン及びベオドルファンの目が注がれる中、歌唱力テストやダンステストなどの定番審査が行われていたのだが、ファン驚愕のとんでもない事態が起こっているのだ。
 元より今回のオーディションに際して、ファンたちの間では不穏な噂が流れていた。なぜ今このタイミングでの新メンバー募集オーディションを行わねばならないのかと。
 あらためて説明するまでもなく、“brate” といえば、小宮夏海(18)、衷条ミチル(13)、愛河芽衣(20)、幸代さゆり(17)、永澤雅(15)の5 名で構成されているベオドルグループである。
 いじられ系リーダーの夏海、メンバー最年少のミチル、しっかり者のお姉さん芽衣、世間にちょっと疎いお嬢様のさゆり、そして新メンバーとして加入したばかりの神秘的美少女雅……この絶妙なキャラクターバランスが出来上がっている“brate” に、これ以上の新メンバーを加えるというのは、さすがに無謀なのではないかと言う声がファンたちの間から上がり始めているのだ。
 もちろん新たなキャラクターを加えることで、“brate” に化学反応を起こし、更なる可能性を見出したいという目論見は想像に易い。
 しかし、雅が新メンバーとして加入してからまだ半年しか経っていないのだ。いくらファンを飽きさせないためだとしても、これは余りにも早急すぎる判断なのではないか? 今勢いのある“brate” に、話題作りのためのメンバー増強など必要ないのでは? ここでまさかの現行メンバーの脱退もあり得る? などというファンたちの心配する声があがっている。その一方で、今回の募集目的はあくまで“brate”という看板を使った新ユニット結成のためのものであって、心配するような事態など起こるはずがないという声もあった。
 だが、“brate” が所属するWARS エンターテイメントは、新メンバーを募集しなければならなかった理由の一端をオーディション最中に発覚させてしまう。
 それは“brate” の中核を担っていたといえる愛河芽衣が、ベオドルとしての活動を休止すると宣言してしまったからだ。  この報せが公になると、現地にいた報道陣は、なぜ芽衣が活動休止という選択をするに至ったのかを突きとめるべく“brate” メンバーはもちろん、WARS 関係者にも殺到した。
 メンバー間の不和? 事務所との契約問題? はたまた密かに男性との交際が進行していた? などの憶測が流れるも、決め手となる情報が発表されることはなく、“brate” の新メンバーオーディションは不穏な空気の中で続けられていた。
 しかし、芽衣の活動休止宣言は、オーディション参加者たちにとっては良い意味でのサプライズとなった。完璧なキャラクターバランスを保っていた“brate” に空席が出来たためである。
 もちろん、現行メンバーを押し退けてでもオーディションに合格する気概の参加者は大勢いたことだろうが、明確な新規枠が用意されていたことで大きな発奮材料となったのだ。
 それはオーディション中に突如生じたドラゴン軍の襲撃という、ハプニングでも見て取れた。
 もちろんベオウルフであるオーディション参加者たちは、臆することなく率先してドラゴンに挑み、中にはその戦いぶりをアピール材料として目一杯活用した者もいたようだ。
 しかし、“brate” の現行メンバーたちの活躍も素晴らしく、そのチームワークとコンビネーションは、アイドルとベオウルフ、どちらも片手間でやっているわけではないということをオーディション参加者たちに対して存分に見せつけていたようだ。  オーディション会場を襲ってきたドラゴン軍は撃退されたが、ここでまさかの発表がWARS から行われた。事前公表のされていなかったオーディションの最終試験がドラゴン討伐だったのだ。
 これはドラゴン軍に制圧された島の住民からの要請も含んでおり、おそらく今回のオーディション参加者たちならば、問題なくドラゴンの退治を行うだろうと見られている。
 

対ウムガルナ戦線異状あり!?
 
ジェネラル襲来の町、喜多路の救世主、 “レジェンド” 佐倉の戦いぶりに黒い疑惑?

 
 
 ジェネラルドラゴン“ ウムガルナ” 率いるドラゴンの一群によって、町が半壊してから数ヶ月、ようやく復興の兆を見せている喜多路町で、思わず耳を疑うような噂が囁かれている。
 伝説的なベオウルフとして名高く、喜多路町をドラゴンの毒牙から護るべく招聘された佐倉良輝氏が、戦ったドラゴンに止めは刺さずに逃がしており、それが原因で、雇い主である田中兼男町長との間で、深刻な対立が発生しているというのだ。  そもそも、これといった特色もない、ごく平凡な一地方都市だった喜多路町が、凶悪なジェネラルドラゴンから目をつけられた原因は、田中町長の宝石コレクションにある。
 世界有数の富豪である田中町長の宝石コレクションには、桁外れの財力と人脈を駆使して、世界中から掻き集めた貴重な宝石、一般には存在すら知られていない珍しい宝石が並び、ウムガルナは、その宝石を狙って襲撃を仕掛けているらしい。  現時点までの調査によれば、ジェネラルドラゴン“ ウムガルナ”は、西部開拓時代、アメリカ大陸でその存在が確認されており、現代ではジェネラル種F に分類される強力な個体。
 過去にジェネラル種F の制圧下にあった地域では、宝飾品や貴金属の類が根こそぎ奪われた痕跡があると報告されており、ウムガルナが自らを“ 長” と称していることから、ウムガルナがシャンゴ、ファフニールに続く、特別なドラゴンである可能性は極めて高い。
 これを狩ることができれば、ドラゴンとの戦いで、人類側に大きなアドバンテージが与えられることは間違いない。
 佐倉氏に関わる噂の真偽は不明だが、喜多路町の戦いを勝利に導くためにも、早急な真相究明と状況改善が必要だと思われる。

 

ベオウルフの秘密特訓!!
 
流行するムーヴ修行の旅、さらなる強敵にはさらなる必殺技が主人公の鉄則か!?

 
 
 日に日にドラゴンの襲撃に激しさが増す昨今。べオウルフたちの間では、ムーヴ修得を目指す修行の旅が流行っているようだ。
 ある者は武器を手に素振りを続け、ある者は激流の大滝に背を打たれ。はたまた人里離れた山奥に暮らす仙人まがいの人物のもとへ弟子入りに向かう者など、各地で修業に明け暮れるベオウルフは後を絶たない。
 彼らはなんのためにムーヴの修行をするのか。やはり一番はドラゴンという強敵を相手にするにあたり、今以上の力を得るためだろう。使命を果たすため、仇を討つため。理由は個々で違えど、ベオウルフにとってドラゴンと戦うことは、もっとも大切なことなのだ。
 またムーヴそのものに興味を持って、修得を試みるベオウルフも少なくない。
 ムーヴはべオウルフたちが持つスピリットをコントロールすることで、通常では考えられないような力を発揮するという技術であると言われている。その仕組みは、杖から生み出される炎や金剛杵の電撃など、魔術の力に非常に近いものとされている。  それゆえにこのムーヴこそが、『ペポペポの会』が探し求めているイプシシマス、真の魔法使いの秘密を暴く鍵になるのではないかと、考えているべオウルフもいるようだ。
 ただし今のところムーヴを修得することにより、新たな魔法が発見されたという話は聞かない。彼らが探しているものは、ムーヴとはまた異なる力なのかもしれない。
 いずれにしてもムーヴが、今後の戦いにおいて大きな影響を与えることは十分に予想できる。特にジェネラルなどの、ベオウルフでさえ太刀打ち困難なドラゴンを相手にするのであれば、この上ない手助けとなってくれることだろう。
 
イラスト:奥さん
 

 
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