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U010003 |
Beostyleニュース |
南極大陸強行偵察作戦実行される! 高難度作戦を通じてベオウルフたちが得た物とは? ここ数ヶ月、ドラゴン軍との戦いは人類側の優勢で展開している。 黒海地域やカリフォルニア地域の奪還成功以降、戦線を北米大陸やヨーロッパから押し返しており、北半球上からドラゴン軍を完全に排除するのも時間の問題だといえるだろう。 だが、南半球のほとんどは未だドラゴン軍の支配下にある。南米およびアフリカの両大陸を奪還し、さらにはオーストラリア大陸はもちろん、最終的には南極大陸にいるドラゴンをも駆逐するというのが人類共通の悲願であろう。 しかしながら、現在の南極は完全に未知の領域と化したままだ。 人類が南極大陸での拠点を失ってから、すでに10年以上の歳月が流れており、今や南極は白き暗黒大陸と表しても過言ではない。 ドラゴン軍は南極大陸から出現しているという見方が有力である以上、何らかの施設があると目されてはいるのだが、衛星写真などでの調査を行ってみても妨害工作がなされているらしく、その様子を捉えることはできていない。 つまりこれは情報を与えたくないという証であり、南極にはドラゴン軍が見せたくないというなにかがあるということの証明でもあるのである。 そして今回、南極を拠点とするドラゴン軍の情報を得るべく、強行偵察作戦が行われた。今回のこの作戦は、発案形式が特殊であったため、UNDEO軍からの大きな支援はなく、実行するのはほぼWBAのみ。 しかし結果的にそれが幸いしたのかもしれない。今回の南極強行偵察作戦に参加の名乗りを上げたベオウルフたちの数は多く、むしろ他で行われている作戦への参加者数が危ぶまれるほどの数となった。 さらには難度が高いとされている作戦への参加は、絶対に成功させるんだという強い気持ちを生み、結果ベオウルフたちに、より強固な結束を築かせた。 戦いの火蓋が切られると、予想通りベオウルフたちは苦戦したが、戦力をうまく配分した甲斐あってか、攻略戦には勝利を収めることが出来た。 しかし、ドラゴン軍の本拠地と目される南極でのドラゴン軍の反撃は、ある意味予想通りであり、そして予想以上であった。 ドラゴン軍の司令官であるといわれているシャンゴがその姿を見せてはいなかったことがその証左であるように、司令官自らが参戦するまでもなく、押し寄せてくる人類など一蹴出来るという確固たる自信があったのだろう。 突如出現したジェネラル種であるリヴァイアサン(ジェネラル種E)は、ベオウルフたちにわざわざ人間側の言語で話しかけてきたという。 それは、もちろんベオウルフに対してなんらかの交渉をするためではなく、相手にも理解出来る言葉で侮蔑を行うためだけであった。 リヴァイアサンは、高圧の水流を放出することだけで、ベオウルフたち一掃をしている。 この攻撃がリヴァイアサンにとってどれ程のものだったのかを確認することは出来ないが、高い身体能力を持つベオウルフでさえいとも簡単に死へと至らしめることができることを考えると、その能力は予想の範疇を超えており、今後の戦いが今以上のものになるであろうということを示唆している。 強力なジェネラルの参戦もあり、ベオウルフ軍は一度は制圧した地域を守りきることができず、撤退を余儀なくされてしまった。 しかし、落胆する必要はないだろう。 今後、ベオウルフたちがそれぞれ経験を重ねて今よりも成長し、お互いが連携しあって結束することが出来るならば、相手がジェネラル種であろうとなんだろうと勝てない相手などではない。 当初の目的である強行偵察は成功である。 南極地域におけるドラゴン軍の戦力データを取れただけではなく、犠牲者が出てしまっているのは残念なことではあるが、リヴァイアサンと相対しても生還できた者がいたのは大きい。 また今回の強行偵察に便乗する形で南極地域への侵入を果たしたベオウルフもいるようだ。 大きな成果は得られていないとも噂されているが、それらの情報をまとめていけば、今後の南極地域で我々人類がいかに行動するべきなのかがわかるだろう。 標準ドラゴン語、解明される! WBA の研究終了! 今後はドラゴン語の会話が可能に! WBAの研究開発を一手に担う開発局。 ついにその開発局からドラゴンの言語(特に音声言語)に関する研究結果が発表された。 その発表によると、ドラゴンは我々人間と同じように様々な種類の言語を持ち、場所や相手によって使い分けているという。 ソルジャー種には概ね言語というものが存在しておらず、ソルジャー種が発する鳴き声のようなものは、意思疎通に使われているものの言語と定義するのは難しく、コマンダー種以上の知的(?)なものたちでのみ、言語というものが成立しているらしい。 今回の“標準ドラゴン語”と名付けられた言語は、戦場で多く使われており、前線に赴くベオウルフたちの習得が急がれている。 WBAは、この“標準ドラゴン語”の会話について、希望者に対し修得用のマニュアルを無料で配布することとしており、「標準ドラゴン語は、このマニュアルを読めば、誰にでも習得可能のはず」と発表している。 これにより今後は多くのベオウルフたちが標準ドラゴン語の会話が可能になることだろう。 また開発局では、ドラゴン語の研究以外にも、UNDEO軍の増強やDNA研究などが行われており、ベオウルフ軍、ひいては人類軍の戦力増強が着々と進行している。 現代兵器をトリガー化するための研究や、人間とドラゴンの混血の可能性を模索する研究なども行われているとのことだが、詳細は発表されていない。 これらはWBA内にも敵勢力が浸透しているという噂があることから考えると、どうやらスパイ対策がなされているようであり、またWBAの利権構造が絡んでいるとも予想される。 (上から)ウシ・シェパード(241058)、ジョージ・アトキンズ(NPC)、クラウス・アイヒンガー(NPC)、 ひそやかな洞窟に竜の仔を見た! 人と竜の平和の架け橋? 新たなる災禍の種子? 謎のドラゴン育成グループの実態に迫る!! 対竜強硬派が主流を占める北米で、ドラゴンの子供を育成している集団がいるとのスクープを手に入れた我々は、急ぎ現地へ向かった。 入念な聞き込みと交渉を続けた結果、ドラゴン育成に携わっている女性との接触に成功。活動場所やメンバーの情報は秘すことを条件に、彼らの生の声を手に入れることに成功した。 「以前はドラゴンの育成どころか、自分の食事にすら困るような有様でしたが、私たちの活動に賛同してくださるベオウルフのみなさんが協力してくださった結果、環境は大幅に改善されつつあります」 育成に参加しているメンバーは、いずれも深い愛情と覚悟をもって仔ドラゴンに接しており、先日はドラゴンにつける名前をめぐって、真摯な議論が戦わされるという、微笑ましい一幕もあった模様。 しかし、環境が改善された現在も、育成が大変な作業であることは変わりないようで、新人と入れ替わりにやめていく仲間もいるという。 「ベオウルフの皆さんに知っていただきたいことは、ドラゴンという種自体が凶暴なわけでも、人類の敵なわけでもないということです。 この仔たちのように愛情をこめて育てれば、いつか必ず信頼すべき私たちの友、尊敬すべき隣人として共存できるようになるはずです。 どうか人と竜が仲良く生きられる平和な世界の芽を摘まず、温かく見守ってください!」 対ドラゴン強硬派の筆頭として知られるグリーンオールウェイズは北米エリアにおける不穏分子の平定に全力を注いでいる。 広報によれば、現在はドラゴンの飛来に悩んでいる村を救う有志をユニオン問わず募集しており、近く本格的な救済に乗り出す模様。 洞窟のドラゴンたちの処遇をめぐり、強硬派と和平派が対立する日が訪れるのも、遠い未来のことではないのかもしれないが、せめてこの御時世、人間同士が相争う悲劇だけは回避したいものである。 イラスト:桜瑞 |
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