U010009
 Beostyleニュース
 

龍家騒動、ついに最終局面!
 
覚悟の末に行われた降龍解題は
超越者たる真人を倒す鍵となったのか?

 
 
 太平洋上に出現した巨大な物体。それは張威風が降龍解題に独自の改良を加えることで完成させた、人間やドラゴンを超越した存在、真人化するための繭だった。
 その繭は周囲からエネルギーを吸収し続けることで、最終的には全長およそ500Mにまで成長している。
 これに対し、ベオウルフたちも様々な方策を用いたのだが、その再誕を阻止するほどの効果はなかったようだ。
 こうして誕生した真人・張威風を倒すべく、龍家に集まったベオウルフたちによる決戦が今月始まった。
 張威風が真人化した詳しい目的は不明だが、これまでの行動から考えると、彼はドラゴンの持つ巨大な力に対して、劣等感にも似た強い憧れを抱いていたことが想像される。
 今やドラゴンをも超える存在となった彼にとって、人間などあまりにも小さな存在。そんな人間たちを軽蔑し、滅ぼそうとすることも十分に考えられるだろう。
 これほどの強敵に対抗するため、ベオウルフたちがとった作戦は非常にハイリスクなものだった。張威風がパワーアップしたように、ベオウルフたちにも降龍解題を施術することで一時的に力の強化を図ったのである。
 降龍解題は施術を失敗すると、自我を失い暴走してしまう非常に危険な術とされている。仮に施術が成功したとしても、果たして真人となった張威風に敵うかどうかは、誰にも分からない。それほどにリスクのある賭けではあるが、葦護跋渦羅、蓮ノ宮舞人、片岡ソラたち3名のベオウルフが名乗りを上げたのだ。
 果たして彼ら彼女らの力は、真人となった張威風に通用するのか?
 その答えが間もなく明らかになろうとしている。
 
(左から)結城京子(241180)張威風(NPC)葦護跋渦羅(241241)

 

スピリットの根源がここに!?
 
ベオウルフの始祖『始まりの男』
その正体が明かされる!?

 
 
 ベオウルフの力の源といわれる「スピリット」。その存在自体は各組織から確認されていたが、その正体は今を持って判明していなかった。
 しかし、このほど「王の狩り場」でベオウルフの始祖と思しき存在が発見され、スピリットの謎がひとつ解明されたのではないかといわれている。もちろん現状、単なる噂の域を出ることはなく、真偽のほどは定かではないのだが、なんでもこの『始まりの男』が世界に存在するすべてのベオウルフのスピリットの源であるというのだ。
 いわく「ベオウルフのスピリットは全てこの『始まりの男』から生じており、その増減は『始まりの男』が判断している。ドラゴンたちが皇帝の宝玉から“ 不思議な力” を受け取り、各々の力としているように、ベオウルフは『始まりの男』からスピリットを得ているのだ」というのだ。
 しかも今、その『始まりの男』の増殖計画が進められているという情報が入っている。
 永い眠りから目覚めたドラゴニストが『始まりの男』を増やし、スピリット≒ベオウルフの力を倍増させようとしているというのだ。
 かの悪名高きF 計画に続く計画であるという噂や、『始まりの男』を我が物にし、スピリットを操ろうとしているドラゴン帝国の財務卿を輩出するアビントン家の深慮遠謀だという話まで、まことしやかに囁かれている。
 この噂がもし真実とするならば、ベオウルフたる我々は確実に『始まりの男』を奪取しなければならないだろう。
 現地にいるベオウルフたちには、ベオウルフ全体、ひいては地球の未来をも左右するこのミッションを、ぜひとも成功で終わらせてもらいたい。
 
(上から)イェルド・ホルムグレン(241409)ジェナ・メルセデス・パトリック(NPC)「始まりの男」(NPC)

 

新生SDD の挑戦!!
 
ライオネル一派との最後の死闘!
SDDの新たな息吹!?

 
 
 過去に様々な問題を抱えていたSDDに大改革が起きた。
 新代表の那鏡光姫を始め、首脳陣が大幅に改変されたのだ。新たに幹部の席に着いた者たちの多くが、10〜20代の若者であり、これは組織内の世代交代とも言えだろう。
 そして今月は、その新生SDDによる最初の大仕事が行われた。
 南の楽園、アバンチュール諸島で行われた、ライオネル一派との迎撃戦だ。
 アバンチュール諸島は周囲を海に囲まれた五つの小さな島で構成されている。海域での戦いを得意とするチュバック支族であるライオネルたちを相手にするには、圧倒的に不利な状況だった。
 さらに海王近衛隊と呼ばれる強力なドラゴンたちも確認されており、幹部の入れ替わりがあったばかりのSDDでは、厳しい戦いになるのではないかと、危ぶまれていた。
 しかしそうした不安を、新生SDDは見事に撥ね退けてくれたのだ。
 敵が得意とする海域にあえて誘い込み、罠を仕掛けるなどの作戦を立て、被害を最小に留めた上で勝利を収めることに成功したのである。
 強敵を相手に、さすがに完勝と言い切るまでの余裕はなかったものの、堂々の勝利だ。
 この結果はドラゴンの襲撃から島を守り抜いたこと以上に、新首脳陣による改革後のSDDの実力を世間に広める、大きな切っ掛けになったに違いない。
 長らくのドンの不在や、内部抗争など、様々な障害を乗り越えてきた今、SDDは若者たちの手によって大きく生まれ変わろうとしているのである。
 
(左から)風音蔓(241065)ティフェル・ジーザス(241209)早乙女龍華(241161)

 

イプシシマスの奇跡
 
悪夢から解かれた帝王
和平の道が切り開かれたか!?

 
 
 今、人類とドラゴンとの長い戦いに、一つの終止符が打たれたのかもしれない。
 ドラゴニック・アワーの全ての元凶と言える存在、パトリック・ビアスが、ドラゴン世界に侵攻するベオウルフたちの手によって討たれたのだ。
 彼はドラゴニストとしての能力を駆使することで、ドラゴン世界の帝王、ヴィヴィアン・キングスフィールドを洗脳。ドラゴン世界を影から操り、さらには地球にまで支配の手を伸ばそうと企んでいたのだ。
 しかしその野望も、ついに打ち砕かれることになる。
 ビアスがヴィヴィアン帝王を操っていた洗脳の魔法は、ミーシャ・ドラグノフとティリア・ブルームフィールドの力により解かれ、彼女を長い苦しみから解放することに成功したのだ。
 さらに同時期に帝都に放たれたミサイルも、シャルル・ド・モンジューら、かぼちゃの学校の生徒たちの活躍により阻止。彼の計画は完全に断たれたのである。
 和平の呼び声が広まりつつある昨今。これらの出来事は終戦への大きな躍進に繋がることとなるだろう。
 しかしドラゴニック・アワーの黒幕が消えたとは言え、人類とドラゴンとの間に完全な和平が成されたわけではない。
 今もなお、各地ではベオウルフとドラゴンの戦いは続いている。双方の深い溝を埋めるためには、まだまだこなさなければならない課題が山積みなのである。
 人類とドラゴン。双方の明るい未来を見据えるためにも、我々はこれからやるべきことをしっかり考える必要があるのだ。
 
(左から)ミーシャ・ドラグノフ(241015)ヴィヴィアン・キングスフィールド(NPC)ティリア・ブルームフィールド(NPC)

イラスト:奥さん
 

 
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