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 『どらごにっく★あわー!〜竜を退治するだけの簡単なお仕事です〜』の世界について
 
ユニオンと企業
 
◆ 8
 
 そして2009年現在、世界は未だ『Dragonic hour』の真っ只中です。
 
 戦いが始まった当初は、己の腕だけを頼みに戦うしかなかったベオウルフもユニオンが設立されるようになって飛躍的に生存率が上昇しました。
 
 恐るべき敵であると同時に「ドラゴンに捨てるところなし」とまで言われる貴重な資源と化したドラゴンの死骸を求めて、様々な企業がスポンサーとして戦いに参入し、ベオウルフの装備は日毎に強化され続けています。
 
◆ 9
 
 毎日のようにテレビのニュースで活躍が報じられている有名ユニオンでも、スポンサーなしでは全く立ち行かないのが現状です。
 企業によっては援助の継続を盾に、ユニオンの運営に口を挟んでくる場合も少なくないので、あまり多数のスポンサーがついてない小さなユニオンには、スポンサー企業の子会社化している団体もあります。
 
 それでも、息の合った仲間と共に少数精鋭でドラゴンとの戦場に臨みたい、自分自身の手でユニオンを経営したいと願うベオウルフは少なからず存在し、新たなユニオンは日々増え続けています。
 
◆ 10
 
 各ユニオンには明確な主張があり、大手と弱小、ボランティアと営利団体と立場の違いは様々ですが、ユニオン同士が揉めることは殆どありません。
 立場は違えど、ドラゴンを倒すという共通の目的があり、幾多の戦場を共に生き抜いてきた連帯感があるためか、相反する主義主張の持ち主が相手でも、戦場では互いに背中を預けて戦うことが常識になっています。
 圧倒的な強さを持ったドラゴンと戦おうというときに、あえて仲間割れする愚を冒す馬鹿者には、苛酷な『Dragonic hour』を生き抜くことはできないと、賢明なベオウルフたちは、よく理解しているのです。
 
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